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地方移住編
パン屋開業事例写真

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東京でのサラリーマン生活に終止符を打ち、家族6人で地方への移住を選択

私達夫婦は2002年の結婚以来、運良く二男二女の子供達を授かることができました。

次第に子供達との関わりが濃くなるにつれ、都市部での生活がはたして本当に我々家族にとって最適なのかと常日頃考えるようになりました。

 

夫は20代の時、人口50人ほどの沖縄の離島へ半年ほど移住した経験もあり、将来はどこか田舎へ移住して生活したいと考えていました。

 

妻は転勤が多かったためか今でも地元と呼べる所がありません。子どもたちに地元と言える所を作ってあげたいという強い思いがありました。

 

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なんとなく家族で探していた将来の移住先、しかし2011年の東日本大震災での体験が移住への大きな引き金となり、その日を境に本格的に移住先を探し始めました。

 

2013年の年末、妻がたまたま見つけた「まちづくり学校 双海人(ふたみんちゅ)」の主催する移住ツアー「いなか子育て体感ツアー」へ参加、初めて愛媛県伊予市双海町を訪れ、人も場所も良い所だとまさに体感、何処かから風が吹いているのでしょうか、運良く空き家も見つかり、出会ってから1年程でこの地へのIターンを決めました。

 

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地元の方の声を聞き、パン屋開業を決意!

もともと移住後の仕事は農業を考えていました。新規就農先を探して日本各地を視察し、数年間は町田市の米作り研修や近郊で開催されている栽培研修会に参加して農業の経験を積みました。

 

しかし、双海町に出会い、地元の方から「近くにパン屋がない、あればいいのに」という声を聞いたこと、また家族全員が一緒に考えることができるのは、大好きで毎日食べているパンだ、そうだ、双海に新しく仕事を作ろう、パン屋にしよう、と決めました。

 

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パン屋になったもう一つの理由は、子育てをしながら仕事をしたかったから。サラリーマンである夫は残業も多く、1人目こそ時短を取得してイクメンしたものの、2人目以降の子育ては妻に任せっきり。

 

また、サラリーマンでは不可能な父親の働いている姿を子ども達に見せることができることは、仕事選びの重要な要素の一つでした。

 

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苦難を乗り越えて・・・

店舗併用住宅は、築60年を経過し10年ほど空き家だった古民家をリノベーションしました。空き家をリノベーションして田舎でパン屋、と聞くと響きが良いですが、開業までは苦労の連続でした。特に生活インフラの問題には悩まされました。

 

ここには水道がなく河川水を貯水して使っています。雨が降れば水は濁り、このままではパン製造には使えません。そこで除菌器とろ過器を新設し、屋内配管は全てやり直して水質検査をパスしました。

 

下水について、浄化槽は設置されておらず新設しました。このとき店舗併用住宅となると住宅のみの場合と比較して浄化槽が大きなサイズとなってしまったために、コスト増となり、それに加えて設置場所にも大変苦労しました。

 

このように市街地での開業にはないコストがかかってしまう点が難点ですので、田舎での開業はこの点をしっかりと確認する事をオススメします。

 

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地元の方々に支えられ、夫婦二人三脚で週末は売り切れの大盛況!!

現在、お店は2015年8月にオープンしてから当初事業計画の売上目標を達成し、週末は売り切れる日々が続いています。お店の運営は、元エンジニアである手先が器用な夫が製パン担当、長年人事畑で仕事をしてきた妻が接客と店舗プランニング担当、とそれぞれの特徴を活かして役割分担しています。

 

お店の周辺には目立った観光スポットや店舗はなく、海岸沿いの国道378号線から山側に数キロ入った山間部ですので、地域外のお客様はわざわざ当店に来店されます。また地元のお客様のご来店は、移住者である我々を心配してくださるという側面もあるかと思います。そのため、接客を重視すべくショーケースによる対面販売を採用しています。

 

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「ぱんや107」の目的である、地域に焼きたてパンを提供する、お店が地域の人々との接点になる、という点はこのように少しずつですが達成できていると思います。

 

「ぱんや107」の将来ビジョンとして、パン屋という小商いを通して「共に地域課題の担い手となってくれるような人材(お店)」になりたいと考えています。このような小さなパン屋という商いが地方創生の一助となれるかわかりませんが、そうなれるべく今後も色々と挑戦していきたいと考えています。

 

脱サラでパン屋開業事例|自慢のクロワッサンと店舗写真です。
脱サラでパン屋開業事例|自慢のクロワッサンと店舗写真です。

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